稼働後のプラント施設や設備の「老朽化・故障」を防ぐために、管理・保全を担当するのが『設備保全』です。設備保全のミッションは、設備の「安定」「高パフォーマンス」「コスト最適化」。これを実現する世界トップクラスの設備技術系専門集団を目指しています。

設備保全の仕事内容

①計画保全(予防保全)
計画保全管理を中心として、2~3年に1度の定修計画の策定、業者施工管理、メンテナンス費の管理などを行います。
また、異常のある機器に対しては、検査・対応(検査の継続、修理等)を実施します。

②製造装置の設計・製作
製造装置の改良において、その設計や製作を担当します。

<機械設備>
・プラント内の機械設備技術担当(設計、保全)
・プラント内設備に関する設備設計、仕様書作成及び発注業務、施工管理業務
・設備管理、予実算管理の実施業務

<電気設備> 
・工場の電気設備担当(設計・保全)
・電気設備に関する設備設計、仕様書作成及び発注業務、施工管理業務
・設備管理、予実算管理の実施業務

<計装設備>
・工場の計装設備担当(設計・保全)
・計装設備に関する設備設計、仕様書作成及び発注業務、施工管理業務
・設備管理、予実算管理の実施業務

【特徴】
◎外部のエンジニアリング会社に委託することなく、計画~設計~建築~設備保全~修繕まで自社で手掛けるのが旭化成のこだわり。単なるメンテナンスではなく、大規模プラント設備の課題を自ら見つけ、立案・改善していくため、知識の幅もひろがり技術を深めることができます。

◎設備工事や修繕の規模は案件によって様々ですが、例えば延岡のある技術部では、年間130億円の投資を130名で担っており、毎年1人1億円の計画・設計・建設・設備管理までの仕事を担当しています。

◎各分野の担当者が1つのチームとなり、業務を遂行していくのが旭化成流です。他部署との連携により、よりスムーズで最適な保全管理が可能となります。

将来のキャリアパス

設備保全職で入社された方には、設備保全のプロフェッショナルとして技術を磨き、工場を牽引する存在になることを期待しています。主なキャリアステップは下記の通りです。

主な製造拠点紹介

  • 1

    川崎製造所 千葉工場

    千葉県袖ケ浦市

    領域
    石油化学
    特徴
    1974年にポリスチレン樹脂プラントとして操業を開始。現在の主要製品はスチレン樹脂、アクリル樹脂、変形ポリフェニレンエーテル樹脂、プラスチック光ファイバーです。
  • 2

    川崎製造所

    神奈川県川崎市

    領域
    石油化学
    特徴
    合成ゴムやフィルム、ABS樹脂・AS樹脂など、ケミカル事業における世界最高水準の品質を誇る製品を数多く生産しています。
  • 3

    富士地区

    静岡県富士市

    領域
    ケミカル(加工組立て)
    特徴
    エレクトロニクス材料、感光材、機能膜の分野で、国内外No.1のシェアを持つ数多くの製品を生産。旭化成グループ最大規模の研究開発地区でもあります。
  • 4

    鈴鹿製造所

    三重県鈴鹿市

    領域
    ケミカル(加工組立て)
    特徴
    「サランラップ」をはじめとする今や暮らしに欠かすことのできない様々な樹脂加工品を60年以上にわたって生産・開発しています。
  • 5

    守山製造所

    滋賀県守山市

    領域
    ファインケミカル(加工組立て)
    特徴
    高付加価値の機能繊維や、エレクトロニクス向け高機能素材といった先端産業を支える素材群などを生産・開発しています。
  • 6

    水島製造所

    岡山県倉敷市

    領域
    石油化学
    特徴
    旭化成グループの石油化学事業における中核生産基地で、敷地の総面積は東京ドームの約30倍の広さに相当します。
  • 7

    大分地区

    大分県大分市

    領域
    医療機器、ファインケミカル
    特徴
    40万坪の広大な敷地を有し、化薬製品やメディカル製品を製造。日本の業界最大規模を誇る人工腎臓の組立工場です。
  • 8

    延岡地区

    宮崎県延岡市

    領域
    ケミカル(原料)、ファインケミカル、医療機器、繊維、エレクトロニクス、電子材料
    特徴
    旭化成発祥の地であり、グループ最大の生産拠点。繊維、化薬、基礎化学品、樹脂・医薬品原料、メディカル製品、エレクトロニクス製品など、当社の収益を支える数々の製品を製造しています。